†日々のコトノハ†
 
真実の コトノハを つれづれつづる
 



夜行之玄キ酉

『過去』と云う檻に囚われ
『苦痛』と云う鎖に縛られ
玄き酉(クロキトリ)は闇夜に自分の生の意味を問う
答えなど返ってこない 虚しい空間
だとしたら此の生を誰かに献上しよう

貴方の為に生きるなどとは言えない
其れは貴方にとってきっと重いモノだから
いつか生きると言える日が来たら
玄き酉は解き放たれ羽ばたける
信じる心持てない儘に 解けぬ鎖を見つめてる

『未来』と云う部屋は閉ざされ
『幸福』と云う光は射さない
玄き酉は其の瞳に 只涙だけを浮かべている
此の涙を拭う温もりは無く
只冷たく流れて行く先は 茨の棘の床の上

温もり抱く事は赦されず
願いの罪は苦痛の鎖
信ずれば何時か裏切られると 根拠の無い確信だけ
其の確信が何時か揺らげば
玄き酉は解き放たれ歌い出せる
傷がずっと癒えぬ儘に 開かぬ扉見つめる

月の無い夜の闇は 玄き鳥を捕らえて放さない
抗いもせずに 静かに 眠り落ちる玄き酉…

貴方の為に生きるなどとは言えない
其れは貴方にとってきっと重いモノだから
いつか生きると言える日が来たら
玄き酉は解き放たれ羽ばたける
温もり抱く事は赦されず
願いの罪は苦痛の鎖
信ずれば何時か裏切られると 根拠の無い確信だけ
其の確信が何時か揺らげば
玄き酉は解き放たれ歌い出せる
傷がずっと癒えぬ儘に 開かぬ扉見つめる
信じる心持てぬ儘に 傷を知ってるから
涙流し闇に堕ち行く…



10月21日(金)19:25 | トラックバック(0) | コメント(0) | 頌彦の詩の里 | 管理

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